|
以前の記事
2017年 04月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 02月 2015年 12月 2015年 10月 2014年 02月 2013年 11月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 03月 2012年 01月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2009年 07月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 04月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 09月 2004年 08月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
東京国立博物館で開かれた、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の価値を考えるシンポジウムに参加してきました。まず、西谷正先生が基調講演を行い、沖ノ島と関連遺産群の歴史的な価値について、古代東アジアにおける海を越えた交流や宗像三女神と信仰の継承など説明がありました。 http://www.okinoshima-heritage.jp/ の刊行物に内容はまとまっています。 その後、パネルディスカッションで、各先生方の専門分野から歴史的な価値と世界遺産の事例、今後の期待と課題について意見が述べられました。 今後の期待や課題は、以下のような内容でした。 ・今後も調査研究を深めること、その人材の確保 ・一体性、時代性を発信し、安易な観光にしないプロモーション ・一時的な観光客の増加に対する規制や地元の理解、協力 ・価値の維持、情報と方向性の共有 ・管理と活用の提示とモニタリング、市民参加 ・歴史的意義を理解の基となる活用、学術を含めた発信 シンポジウムを聞きながら、勉強が足りていないこともあって説明を聞いても歴史的な価値を理解することは容易ではありませんでしたが、この価値が現在まで現地の人々に受け継がれ守られているという物語に、人が共感できる価値があるのだろうと感じました。 また、パネルディスカッションの中で、沖ノ島が原則非公開で女人禁制であることがジェンダーの視点などから世界遺産として問題ではないかという話があり、世界遺産としては、信仰の自由と議論の自由があるという考え方であると説明がありました。この基本にある世界平和の考え方に世界遺産の重要性があるのだろうと思い知らされました。 そして、振り返って、正しくわかりやすく価値を共有して伝えなければ、地元の理解を得られないだけではなく、現地を訪れた方も世界遺産としての満足感は得られないだろうと思いました。 今後は、行政、企業、地元の方も含めて、丁寧に一つずつ手順を踏みながら、新たな創造と課題の解決を図っていき、価値の維持向上を行っていくことが求められ、そこにはデザインの力が必要になると改めて思いました。 #
by kankyo-dk
| 2016-02-15 12:00
| まちづくり
近年、史跡や文化財関連の業務を受けることが多くなってきました。 中でも最近ホットなものは世界遺産。新たに3つの世界遺産プロジェクトが始まっています! 写真は大牟田市の宮原坑跡。明治日本の近代化産業遺産の構成資産の一つで、他にかつて石炭の積み出しに使われた専用鉄道敷跡、三池港にある長崎税関三池税関支署跡も併せて活用整備計画の策定に取り組んでいます。 世界でも特筆すべき産業化のスピードを実現した「廃墟の美」に、しびれます。 #
by kankyo-dk
| 2015-12-03 18:29
| ランドスケープ
三大修験道の一つに数えられる英彦山。福岡県の添田町にあります。 近年、修験者や参拝者、観光客が減っています。 町は打開策のために山の中腹にある奉幣殿までのスロープカーを整備したのですが、高齢化、人口減少の中であまり効果を発揮していません。さらにスロープカーで往復する人が多くなったため、石段の歴史的景観を保っている参道を通る人は逆に少なくなってしまいました。 そのため、添田町は英彦山再興に向けて、周辺施設の再整備や回遊性向上策の計画、設計を行うことになり、弊社がプロポーザルの結果、採択されました。 歴史的資源の保存をしながら活用する積極的な提案を行っていきたいと思います。 #
by kankyo-dk
| 2015-10-13 09:31
| まちづくり
かつての自動車整備工場をアトリエ兼ギャラリーにリノベーションするプロジェクトの棟上げが無事終わりました。 オーナーは、五〇の手習いで始めたという水墨画やカラオケが教室を開くほどの腕前で、地域に開かれた個人によるアトリエ兼ギャラリーをつくることを決心されました。亡くなられたご主人と長年営んでこられたこの工場が年々老朽化していくのに心をいためていたのですが、ご長男のお嫁さんが日本画を描かれるため、一緒にやれることが大きかったとのことです。 様々な事情から、既存の鉄骨を建築の構造として使わずに残すという方法しか採用できませんでしたが、新たな木柱の間から突き出している鉄骨を見て、残してよかったと思いました。 この鉄骨は無機的なホワイトキューブの肌に、ここの記憶が刻まれた皺として、訪れるさまざまな人との話題にもなりながら空間に個性を与えていくでしょう。 オーナーは、姿を表し始めた建物に「ドキドキ」しながらも、さっそくオープニングイベントのための準備に取り掛かっておられます。 竣工が楽しみです。 #
by kankyo-dk
| 2014-02-03 19:44
| 建築
春から設計、制作を行ってきた「福山市えほんの国」が11月1日、オープンしました。
絵本の世界に入り込んだような空間の中で、1000冊以上の絵本や紙芝居を楽しめます。また、影絵ができたり落書きができたりする仕掛けもあり、体全体で絵本を体験できる施設になっています。 福山駅から徒歩5分の、中心市街地にある商業施設にできた新しいタイプの公共施設です。公共エリアと民間エリアとが相乗効果を生みながら中心市街地の活性化を図っていくことを目標にしています。 2日には、「えほんの国のたんじょう会」と題して、地元のお母さんたちが中心のNPO法人mama no hibiに協力いただき、オープニングイベントを行いました。 今後、当面の間、施設の運営も行っていきます。市民に愛され、少しずつ育っていく施設となるべく、全力をつくします。 いよいよオープン。スタッフもやや緊張気味。 入ってすぐ、かばん猫(仮名)がお出迎え。大人気。他にもいろいろなコーナーがあります。 えほんの国のたんじょう会。本物の大きなケーキも登場。みんなでいただきました。 #
by kankyo-dk
| 2013-11-07 18:13
| キッズデザイン
|
ファン申請 |
||