
2006年7月29日(土)、NPOデザイン都市・プロジェクト(UDP)の7月シンポジウムに参加しました。
会場は門司港レトロのハイマート。関門海峡を一望でき、すばらしい眺めでした。
今回のテーマは「温故知新」。古い建物やシニアの方、団塊の世代にまつわる3人の方のお話でした。

一人目は、「三宜楼(さんきろう)を保存する会」代表の城水悦子さん。三宜楼とは1930(昭和5)年に建築された木造3階建ての建物で、高級料亭として利用されていた。2004(平成16)年に住んでおられた方がなくなり、解体の危機が訪れ、港町として栄えた門司の歴史を物語る貴重な建物として保存運動に取り組まれている。

二人目は、
「楽生人」編集長の有働里美さん。元気な高齢者の方が、自己実現のためにも元気に働けるような環境をつくるために、情報誌を発刊。アクティブシニアを対象とした質の高いフリーペーパーを毎月5万部発行している。
三人目は、UDP副理事長の舟谷先生で、「団塊の世代は、どんな生き物?こんな生き物」でした。
いよいよ2007年問題も近づいてまいりました。古き良きものを活かすまちづくり、元気な高齢者が活躍できるまちづくりは、非常に重要な課題です。この視点は不可欠です。(ふ)