国史跡に指定されながら、整備がなかなか進まなかった国史跡吉武高木遺跡(愛称「やよいの風公園」)。平成20年度から、その遺跡を抱える地域と共に、橋本駅周辺まちづくり計画づくりに取り組んだ中で、吉竹高木遺跡をできるだけ早期に公開することを市へ提案しました。
それを受けた早期整備に向けた調査の後、プロポーザルにより基本設計を弊社が受けることになったのが平成24年。それからは、活用に向けた取り組みなども積極的に行いながら、福岡市文化財保護課の担当の方々の尽力により、ようやくオープンに漕ぎづけました。
その、やよいの風公園の記事が、4月1日号の市政だよりの表紙を飾っています。
ガイダンス施設などの箱モノはありませんが、飯盛山を望む景観を重視したオープンミュージアムとなっており、「デザイン」により遺跡の価値を伝える新たな試みとして、文化財保存の分野に貢献できたのではないかと自負しています。