
唐津市で策定業務のお手伝いをしてきた
「文化的資源を活用した城内まちづくり計画」が、このほど策定されました。
唐津市中心部には、唐津城とそれを取り囲んでいた石垣や堀が残されており、その内側の城内に残されている文化的資源を活用してまちづくりを行っていこうとするものです。
コンセプトは「まちはミュージアム」。城内は半径500~900メートル圏内で歩いて回るのにはとてもヒューマンなスケール。その城内に散在する施設を、あたかも美術館のギャラリーやラウンジ、カフェなどを廻るようにネットワーク化し、市民だけでなく外部から来る人にもわかりやすい拠点をつくります。新たに施設整備を計画しているのはわずかで、その他はいかに今ある施設を活用するか、その仕組みやソフト事業が中心となっています。
策定にあたっては、多くの市民が参加したワークショップ、ワーキンググループ会議で意見が集約され、学識経験者を含む策定委員会で方針を定めました。特筆すべきは、その議論のほとんどの過程を
ホームページとUstreamで公開したことです。全国的にも先進的な取り組み方だと思います。
我々も現地調査や会議等、唐津市にはかなり回数行きました。
策定に参加した市民を中心に、今後の実践に期待します。